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このブログは全然儲かりませんし、儲けるつもりもないのであまり真面目に記事を入れていないのですが、今日は自分がやるべき今後の方向性を考える為にも、今後の短・中期的なアフィリエイター界隈の情勢についての予測をまとめておこうと思います。

アフィリエイターの収益総額は増えていると思うが

ネット広告市場自体はまだまだ右肩上がりですし、比較的大きな企業でも未だにネットを絡めたビジネスに積極的に取り組んでいないところもありますので、アフィリエイター(ブロガーも含む)の総人口によって稼ぎ出された総収益は確実に増えているでしょう。

ただし、アフィリエイター一人当たりの収益は確実に減っているのではないかと思われます。

アフィリエイター人口がネット広告市場の伸び率以上に増えている事で、競合が激しくなっているようです。

まあ、アフィリエイト自体の参入障壁は年々下がっており、それがアフィリエイター人口の増加につながっているのですが、これは副業で月に10万円も稼げれば良いと考えている方にとっては悪い流れではないのかとも思いますね。

ただし、数十万円から100万円程度も稼いでいた人たちの中には、そこそこの割合で収益が半減している人もいる模様です。

稼げていた人が稼げなくなっている理由は3つ

スーパーアフィリエイターの定義ははっきりしませんが、月に百万円以上を稼ぎ出すようなタイプの方の手法は、自分の趣味とはかけ離れたカテゴリーであっても、儲かるゾーンを狙い撃ちし、ひたすらそれを繰り返す、と言うものであろうかと思います。

この手法自体は短期的に大きく収益を伸ばせる為に、一見魅力的なように思えますが、サイトが増えれば増えるほど管理が追いつかなくなりがちです。

アフィリエイトの敷居が下がり、競合は増え続けるので乱発型は厳しい

グーグルの検索アルゴリズム自体が素晴らしい勢いで進化しており、SEOのテクニックはほとんど意味をなさなくなってきています。(まぁ、最低限は必要ですが大したテクニックはいらない)

こう言った流れにおいて、それぞれのサイトに対しての競合アフィリエイターの中には、そこまで儲からなくても良いから自分の趣味をとことん追求しつつ、楽しみながらサイト作りをしている方も出てくる筈です。

従って、お金の為に勉強しながら効率を追求して作られたサイトでは、効率をそれほど求めない趣味を追求した変態レベルのプレイヤーには勝てなくなるでしょう。

イメージ的には今まで一人で10万円稼いでいたカテゴリーの収益が、5人の新規参入者に少しずつ喰われて、5万円になってしまい、新規参入の5人が一人1万円ずつ稼いでいるような感じですかね。

グーグルが権威と言うものを重視しだしたので個人は厳しい

これはDeNAの医療系キュレーションサイト、WELQの一見に端を発したアップデートですが、グーグル検索エンジンは、ユーザーに対して満足度の高い答え(キーワードから読み取れる疑問を解決できる)を返すように進化しています。

WELQの件以来、グーグル検索エンジンは誰が書いたか分からないようなパクリ記事や、誤記の多いコンテンツが検索上位に表示される事を防ぐために、検索順位を決める上での重要な要素としてサイトや運営元の権威を追加しているようです。

これによって、ある製品が属する品種において、「品種」で検索するとその製品を提供するメーカーや企業が上位に表示されるようになりました。

従って特定の「品種」やサービスについて特化したサイトは、その「品種」で検索した時の表示順位が大幅に下がっています。(いわゆるビッグキーワードですね)

ビッグキーワド自体が短命になっているのでサイトメンテナンスに手間が掛かる

ビッグキーワード自体が個人では上位に表示させる事が難しくなっているのですが、さらにビッグキーワードの寿命も短くなっています。

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と言うのは、ある程度認知される過程にあるカテゴリーについては、新規ユーザーは最初にビッグキーワードで検索します。

しかしながら、そのカテゴリーが認知されてくると、その中でもユーザーの好みや目的が細分化されますので、複合キーワードでの検索が増えてくるわけです。

この複合キーワードの増え方や特徴を見極めるのがマーケティングになるのですが、成長過程にあるカテゴリーは、検索キーワードの細分化が進んでいきます。

例えば今まで「スピーカー」と言うキーワードで月間10万回検索されていたとすると、「スピーカー」と言うキーワードでの検索回数が3万回に減少し、残りの7万回は1000しか検索されていない「スピーカー+○○」などの複合キーワードに変化していくという事になります。

それでも複合キーワードにそれなりのまとまった需要があればいいのですが、100回程度のキーワードが増えまくると、この少ない需要に合わせて記事を書いたとしても、なかなか時間に見合った収益が得られなくなります。

情報の伝達スピードが上がった為に、このキーワードの寿命がかなり短くなっていると感じます。

 

それでも先に説明したように、完全に趣味でサイトを運営しているような方の場合にはこの少ないキーワードを捉える事も可能ですし、そう言った人たちは少ない収益でも満足してしまう訳ですよ。

なので、今後も数万円クラスのアフィリエイターは増加し、今までまとまった収益をあげてた層が苦戦するのではないかと予測しています。

 

ここまでをまとめると、そこそこ稼げていたアフィリエイターが稼げなくなるであろう要因は

  • グーグルのアップデートで、SEOなどの「専門的な知識」が不要になりつつある為、アフィリエイトの新規参入者が増えまくる
  • そこそこボリュームのあるキーワードや、品種キーワードは個人レベルでは狙えなくなる
  • キーワード自体が短命化しており、記事のリライトを継続しない限り、かつてのようなロングテールにアクセスを取れなくなる

…という誠に由々しき事態になりますな!

アフィリエイトで安定して売り上げを伸ばす方法

こう言った流れを肌で感じつつ、私自身も過去1年間にこれは「ヤバいかも?」と感じたタイミングがあって、その際に方向性を大きく転換しています。

具体的には10くらいあったサイトを2つに絞って、そのうちの一つはほぼ完全外注化しながら、メインサイトの専門化を高めたという事なのですが、収益自体はそこから良い具合に動き出しています。

ただし、既に述べたように個々のアフィリエイターを取り巻く環境は悪化する一方だと読んでいますので、このまま同じことをやり続けると1~2年後に没落する可能性が高いように思います。

ではどうすれば良いのか?…という事なのですが、根本的な事実として情報の伝達速度と人間の価値観の多様化が進む速度が急速に上がっていますので、アフィリエイターとして…と言うよりも特定のカテゴリーにおいての唯一無二の「スペシャリスト」として、商品やサービスの風上から風下までの流れをプロデュースしていく他はないのかな?と感じています。

まあ…収益構造はアフィリエイトに近いものになるのですが、具体的には製品やサービスの提供者・仲介者・消費者とより密な関係を作りながら、それぞれに有益な提案をしていくという事になりますね。

このパターン自体が既に個人レベルで効率的に実行できる範囲を超える気がするので(やるんですが)、おそらく今後は組織化されたIT企業(組織化されたアフィリエイターも含む)に現在中堅以上のアフィリエイターは喰われていくと思いますね。

喰われないように対策しないと(笑)

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